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古代コインのグレードを詳しく解説!!

こんにちは、aokicoin代表の青木です。

古代コインのスラブをご覧になり、戸惑われたことはございませんか?

このアルファベッドの意味は何?
NGCのスラブしかないんだけど!!

そんな疑問にお答えします。

古代コインをご購入される際の注意点!!

古代コインは、学術的にも非常に情報が少ないです。
つまり、古代コインの評価には博物館レベルの学術的教養を要するのです。

古代コインの知識を持ち、鑑定できるレベルまでの専門家の数が絶対的に少なく、米国の2大鑑定業社のNGCとPCGSのうち、古代コインの鑑定はNGC社しか行なっておりません。

つまり、PCGS社の鑑定する古代コインはこの世に存在しないということです。

※過去にヤフオクで、PCGS社のスラブに入った古代コインが販売されていたので、ご注意くださいね。

古代コインのグレードについて詳しく解説!!

では、NGC社が行う古代コインのグレーディングについてご説明いたします。

NGC社の古代コイン分野は「NGC Ancients(エンシェント)」と呼ばれます。

NGC Ancientsのスラブケースには

・グレード
・打刻の状態
・表面の状態
・全体的の評価

以上の4点が記載されております。

グレードについて

NGC Ancientsで採用されている鑑定スケールは、シェルトンスケールの70段階ではなく、アルファベットのイニシャル表記を採用しています。

では、実際に表で確認して見ましょう。

古代コインのグレード 古代コイングレードの正式名称 現代コインのグレード(相当)
Gem MS Gem Mint State 65-70
Ch MS Choice Mint State 63-64
MS Mint State (未使用) 60-62
Ch AU Choice About Uncirculated 55-58
AU About Uncirculated (準未使用) 50-53
Ch XF Choice Extremely Fine 45
XF Extremely Fine (極美品) 40
Ch VF Choice Very Fine  30-35
VF Very Fine (美品) 20-25
Ch F Choice Fine 15
F Fine (並品) 12
VG Very Good (劣品) 8-10
G Good (大劣品) 4-6
AG About Good 3
FA Fair (劣悪品) 2
PR Poor (粗悪品) 1

グレードについては、表をご覧になってイメージいただけたでしょうか?

古代コインのスラブケースには、F、XFなどといった状態表記の後ろに、Strke:5/5(打刻の状態)Surfacs:5/5(表面の状態)などが記載されております。

いずれも5点満点で表記されており、どちらも5点満点のものは特に状態がいいということになります。

次は、打刻の状態、表面の状態についてみていきましょう。

打刻の状態について

NGC Ancientsは、古代コインの打刻の品質を1から5段階で評価しています。
1が最低の評価で、5が最高の評価です。

ここはあくまでも打刻の状態のみを評価しています。

つまり、

・真ん中に打刻されているか?
・しっかりと強く打ち込まれているか?
・打ち込みは、全体的に均一か?
・ひび割れはないか?
・打刻がされているか?
 (打刻されていない状態ををプランシェットと呼んだりします。)
・欠損した金型で打刻されていないか?

上記の状態を評価しています。

表面の状態について

こちらも打刻の評価と同じく、古代コインの表面の状態を1から5段階で評価しています。
1が最低の評価で、5が最高の状態です。

表面の品質に関する主な評価基準は

・光沢が残っているか?
・腐食があるか?
・細かな穴が多くかいていないか?
 (これは地中に埋まっていた事により発生する細かな多孔性の凹凸のことです。)
・汚れが付いていないか?
・クリーニングされたものではないか?
・擦り傷や細かな線傷がないか?
・ジュエリー加工のための穴や装飾跡がないか?

などです。

さらに古代コインに特徴的なのが、銀メッキ加工です。
これは鋳造工程の一環として、古代人は表面に「銀メッキ」を施していたものがあります。
この銀メッキがどのくらい残っているかというのも評価の対象になります。

「Fine Style」について

古代コインの金型は全て手彫りでした。
そのため、同じシリーズのコインであっても、金型ごとに全体的なコインの表情は変わってきます。

1枚1枚違った表情のある古代コインは、各々で評価も必然と変わってくるわけです。
その中でも、特に優れた状態の古代コインは、NGCの鑑定において「Fine Style」の評価が付きます。

でも、1枚1枚違った表情のある古代コインです。
鑑定する人によって評価が分かれるのでは…

という疑問を持ちませんか?

私もそういった疑問をずっと持っていたので、NGCに直接問い合わせてみました。

そして、NGCからの返答は

・古代コインは、そのシリーズ内で基準評価となるコインを定めている。
・同じグレード内の「Fine Style」と評価したコインより、新たに鑑定に提出されたものが高評価であった場合は、グレード評価が1段階高くなる。
・上記の2点のバランスを考慮して、全体的な評価を行う。

というものでした。

グレードの横につく星マークについて

星マークの採用は2001年からNGCの鑑定において採用されました。
よくある解釈として、星マークは同じグレード内でも高評価である!!
というイメージを持ちすが、決してそうではありません。

星マークが示すものは、打刻の状態、表面の状態、全体的評価の中で、「これは打刻の状態がいいぞ!」とか、「表面の状態がいい!」といったように、グレードは変わらないけど、ある1部分がいい!という場合に星マークがつけられるようです。

古代コインは紀元前の作られたコインでございます。

埋まっていたものもあれば、海から引き上げられたもの、どこかの王族が所有していたもの…
1枚1枚に2020年分の物語があります。

2020年より以前のものを、実際に手にとってみるなんてことができるのは、化石とアンティークコイン以外に思いつきません。
文明の歴史というロマンを、自分の手の中で感じられるのは、アンティークコインのみではないでしょうか?

ぜひ、コレクションしてみてはいかがでしょうか?

アンティークコインに関する疑問、質問、なんでもお問い合わせください。

aokicoinは、お客様の「豊かさ」への一助をアンティークコインを通じて濃やかにさせていただきます。

最後までお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。

aokicoin代表 青木

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